Bitbucket PipelinesでAmazonECRのDockerImageを使う
PipelinesではデフォルトではDockerHubを利用するのですが、別のレジストリサービスを使うこともできます。 というわけでECRに置いたイメージを使ってみました。
bitbucket-pipelines.ymlの設定
imageの設定を以下のようにします。
image: name: xxxxxxxxxxxx.dkr.ecr.ap-northeast-1.amazonaws.com/sample-containert:latest username: AWS password: $ECR_PASSWORD email: none
※nameは自分のコンテナのURL
ECRのパスワードを取得
ローカルでecr get-loginを実行します。
$ aws ecr get-login docker login -u AWS -p xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx -e none https://xxxxxxxxxxxx.dkr.ecr.ap-northeast-1.amazonaws.com
こんな感じでずらーっと出てきますので、これの-pの引数がパスワードになるので、この値を控えます。
pipelinesの環境変数を設定
リポジトリの「設定」->「Environment variables」からpipelinesで利用する環境変数の設定ができます。 変数名を「ECR_PASSWORD」、値を控えたパスワードにします。ついでにSecuredにチェックを入れておくのが推奨です。
これでpipelinesを走らせればECRのイメージを使えます。
参考
ChatOpsとTerraformについて発表しました
それぞれの資料はこちら
両方ともこれから始める人むけの資料です。
ChatOpsもTerraformも、うまく使いこなせれば生産性や効率が格段に上がります。
それなのになかなか導入しているところが少ないのは、やっぱり会社の文化や業務の適不適はあるのかなーと気がしますが、そしてそこを押し通すのはすごい努力がいりますが、それ以外の「なんか怖い」「難しそう」などなど技術的な障壁がある人に本資料が役立てれば、嬉しいなーと思います。
とはいえ自分もまだまだ完璧に使いこなせているかといえばそうでもないので、日々勉強中です。
また知見が溜まったらどこかで発表したいですね。
CircleCIでAndroidのビルドが失敗する
いつも通りにビルドしたら以下のメッセージがでた。
Could not find com.android.support:appcompat-v7:22.2.1.
Androidのsupportライブラリがみつからないとか。
対処
明示的にライブラリをアップデートするように指定
- 変更前
dependencies: override: - echo y | android update sdk --no-ui --all --filter "android-22,build-tools-21.1.2"
- 変更後
dependencies: override: - echo y | android update sdk --no-ui --all --filter "android-22,build-tools-21.1.2,extra-android-m2repository,extra-android-support"
Terraformで最低限のAWS環境を作ってみた
タイトル通り。
Terraformってなに?
インフラの構成をコード化するもの。
AWSに限っていうと、VPCやSecurityGroup、GatewayからEC2などなどをコード化できる。 (Terraform自体はAWSだけでなく、DigitalOceanやHerokuなど各種サービスに対応している)
サーバの中身をコード化するChefやAnsibleなどとはそもそも異なる。
インストール
Macの場合はHomebrewで一発
% brew install terraform
2015/07時点の最新版である0.6がインストールされた。 以降、0.6でのお話し。
設定
tfファイルで構成を定義する。 以下、AWSでインスタンスを作成する設定サンプル。
# Credential provider "aws" { access_key = "xxxxxxxxxx" secret_key = "xxxxxxxxxx" region = "ap-northeast-1" } # Create instance resource "aws_instance" "sample" { ami = "ami-cbf90ecb" # Amazon Linux AMI 2015.03 (HVM), SSD Volume Type instance_type = "t2.micro" tags { Name = "sample" } }
コマンド
作成したtfファイルを元に適用のテストをする(ようはdry-run)
% terraform plan
作成したtfファイルを元に構成を適用する
% terraform apply
構成を全て破棄する
% terraform destroy
構成を確認する
% terraform show
試しに
AWSで一通りの構成を作ってみた。
これで作れるものは以下。
気になったこと
tfstateファイルについて
terraform applyを実行すると、tfstateファイルが作成されます。
こいつが現在の生の構成を把握するファイルみたいなので、複数人で利用する場合は統一する必要があります。
インスタンスの設定変更について
EC2インスタンスを一度立ち上げた後に設定を変更する場合、なんと一度Destroyしてからの再作成となります。 SecurityGroupを追加してもそうなりました(ただ、タグの追加は大丈夫でした) 完璧にImmutable化できているのなら大丈夫ですが、そうでない場合やインスタンスの用途がDB系である場合は要注意かと思います。
感想
使ってて気持ちいい。 apply -> destroy -> applyして全く同じ環境ができるのはちょっと感動。 初めて構成管理ツール使った時の感覚を思い出しました。
とりあえずは軽めのところから実践投入する予定。
ImageMagick-lastをAmazonLinuxにインストールする
AmazonLinuxでインストールできるImageMagickは若干バージョンが古いです。 最新版をパッケージでインストールするにはremiから入れればいいのですが、普通にやると依存関係でエラーがでます。
エラー: パッケージ: ImageMagick-last-libs-6.9.1.2-1.el6.remi.x86_64 (remi) 要求: libHalf.so.6()(64bit) エラー: パッケージ: ImageMagick-last-libs-6.9.1.2-1.el6.remi.x86_64 (remi) 要求: libIlmImf.so.6()(64bit) エラー: パッケージ: ImageMagick-last-libs-6.9.1.2-1.el6.remi.x86_64 (remi) 要求: libgdk_pixbuf-2.0.so.0()(64bit) エラー: パッケージ: ImageMagick-last-libs-6.9.1.2-1.el6.remi.x86_64 (remi) 要求: libIex.so.6()(64bit) エラー: パッケージ: ImageMagick-last-libs-6.9.1.2-1.el6.remi.x86_64 (remi) 要求: librsvg-2.so.2()(64bit) エラー: パッケージ: ImageMagick-last-devel-6.9.1.2-1.el6.remi.x86_64 (remi) 要求: OpenEXR-devel(x86-64) エラー: パッケージ: ImageMagick-last-libs-6.9.1.2-1.el6.remi.x86_64 (remi) 要求: libImath.so.6()(64bit) エラー: パッケージ: ImageMagick-last-libs-6.9.1.2-1.el6.remi.x86_64 (remi) 要求: libIlmThread.so.6()(64bit)
手取り早く解決するためにCentOSのBaseレポジトリを利用すればよいです。
レポジトリの追加
CentOS-Base
[base] name=CentOS-6 - Base mirrorlist=http://mirrorlist.centos.org/?release=6&arch=x86_64&repo=os gpgcheck=1 enabled=0 gpgkey=http://mirror.centos.org/centos/RPM-GPG-KEY-CentOS-6
remi
ImageMagick-lastを入れるために利用
# yum install http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-6.rpm
インストール
これでImageMagick-lastをインストールすればよいと思いきや、今度はlibwebpで依存関係がでます。 AmazonLinuxだとlibwebpのバージョンが0.3だから? なので、epelからwebpをインストールするようにすればOKです。
先にlibwebpだけをインストール。
# yum install libwebp-devel --enablerepo=epel --disablerepo=amzn-main
で、ImageMagickをインストール
# yum install ImageMagick-last ImageMagick-last-devel --enablerepo=epel,base,remi
参考
- http://qiita.com/mesiobass/items/eb230185169d572d1174
- 基本的に上記を参考にさせていただき、webp周りを追加した形になります